お肌のしくみ

皮膚は大きく分けると表皮』真皮』で出来ています。
表皮は目に見える部分で、一般に「肌」といわれる部分です。
深いところにある真皮は主にコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸で満たされ、肌の弾力性やハリ、うるおいなどを支えています。


表皮はミルフィーユのように、何枚かの層でできています。
一番深いところから順に基底層有棘層顆粒層角質層と名前がついていて、それぞれに役割があります。
基底層で作られた新しいお肌の細胞は、表皮全体に栄養を与える有棘層、紫外線などの刺激から内部を守る顆粒層を通り、最後に角質層にたどり着きます。
日頃、私たちが目にしている「肌」は、この角質層のことなのです。


基底層で生まれた柔らかく新しいお肌の細胞は、分裂を繰り返しながら、角質層で適度な水分と皮脂をもった角質になります。
「みずみずしくしっとりとした肌」とは、
角質層が水分を蓄える力を十分に備えた状態を指すのです。

角質層には、水分を逃さないために様々な工夫がされています。
角質のなかにある天然保湿因子(NMF)は水分を抱え込み、その周りを皮脂(セラミド)埋めて角質同士をくっつけ、水分を逃がさないようにしています。それに加え、お肌はもうひとつ大切な機能を持っています。
それが「皮脂膜」と呼ばれる天然の乳液を生み出すチカラです。私たちのお肌は自然と毛穴から適度な油分と水分を出します。
これがお肌の上でまざり合い天然の乳液となって薄いヴェールを
張り、潤いを逃さないよう保護するのです。


角質層では常に古い角質がはがれ落ち、新しい角質と入れ替わっています。
これをターンオーバーと言い、基底層で細胞ができて角質層からはがれ落ちるまで約28日間といわれています。角質層は常に新しく丈夫でキメのそろった、みずみずしいお肌を保とうとするチカラを持っているのです。



しかし、ストレスや体のコンディション、生活環境、年齢などによってターンオーバーが乱れると、たちまちお肌はトラブルに見舞われてしまいます。
ターンオーバーが速すぎれば、潤いを守ることができない未熟な細胞がお肌の表面にでてきて、肌荒れの原因になります。
ターンオーバーが遅ければ、古い角質がお肌に残ってしまい、くすみ、にきび、
ザラつき、皮脂の過剰分泌などトラブルにつながります。
お肌がまず必要としているのは「上から塗るもの」ではなく、正常なターンオーバーを促す角質ケアです。
急激に古い角質を除去するのではなく、じっくり育てた新しい角質と古い角質がスムーズに入れ替わるのを助けるマイルドな角質ケアは、長い目で見てもお肌を傷める心配がありません。
このひと手間が、お肌が自らきれいになろうとするチカラ=美肌力を養うのです。


丁寧に汚れを落としマイルドな角質ケアをしたあとに必要なのは、良質な水分です。
お肌のバリアである皮脂膜が洗い流された洗顔後は、角質層を潤すには絶好のチャンス。
角質層の保水力をサポートする天然のうるおい成分をたっぷり与え、お肌自身の保水力をアップしましょう。



お肌を安定させることが、なによりのスキンケア。
角質ケアを中心とした
リセット洗顔と、化粧水による
シンプル保湿で、お肌が自らきれいになろうとするチカラ=美肌力を十分に発揮させることがR2(アールツー)スキンケアの基本です。できるだけシンプルに、そしてマイルドにお肌へアプローチします。
シンプルケアのために大切なのは、まず「きちんと落とす」ことです。
R2(アールツー)自然派基礎化粧品では、メイクなどの油性の汚れをマイルドなミルクタイプのクレンジングローションで落とし、過剰な皮脂やホコリなどの汚れをクリーミーフォームソフトビューティーソープで洗い流します。
そして最後に、敏感な肌にも優しく毎日行える角質ケアのクレンジングインテリジェンスによってターンオーバーを助けるのです。
クレイ(粘土)タイプのクレンジングインテリジェンスは、天然の花こう岩が風化してできたお肌にやさしいカオリンが主成分。そこにスクワランや11種類の天然ハーブエキスを配合したR2独自の毎日使える角質ケアアイテムです。古い角質をマイルドにケアすることでやさしくお肌のキメを整え、その後のスキンローションをしっとりと角質層になじませます。


角質ケアが終わったお肌は、皮脂膜も流され無防備になっているうえに水分を欲しています。そこに天然保湿因子(NMF)や天然のうるおい成分が配合されたスキンローションをたっぷりと与えると、お肌が息を吹き返し自らの生命力に目覚めるのです。